すっかり寒くなってきましたね。乾燥に悩まされる季節ですよね。
またむくみに悩まされる方も多いのではないのでしょうか?
乾燥とむくみは一緒にセットでやってくると言われるほど冬に多い現象のひとつです。実は両方とも「リンパ」が原因かもしれません。
そこで、今回は「リンパ」について詳しく説明していき「リンパ」が流れるとどうなっていくのかメカニズムを徹底解説します!
目次
リンパって何!?
リンパ(液)とは老廃物やウイルスなどの病原体を回収しながら、リンパ管を通して心臓へ送る下水道のような役割をする液体のことです。
そのリンパ(液)が流れるリンパ管というものが静脈に絡みつくような形で全身に張り巡らされています。
そしてそのリンパ管にはフィルターのような役割をするリンパ節というものがあり、リンパ節は体内に侵入した細菌や異物を食い止める働きがあります。
すべてのリンパ管は必ずいずれかのリンパ節につながっていて濾過されます。
血液は動脈から流れて静脈で心臓に返ってきます。
動脈血は、心臓の働きによって酸素と栄養を運んでくれる綺麗な血液です。
静脈血だけは、心臓が動かしているのではなく筋肉をマッサージすることで血液が流れてリンパ(老廃物)が心臓に戻っていきます。
なので、筋肉を動かさないとリンパ(老廃物)が溜まり放題になります。
※心臓や筋肉といった、からだのポンプを積極的に働かせることで静脈の流れが良くなりむくみ改善になります。
ろ過されたリンパはどうなってるの?
リンパは筋肉の収縮でリンパ節を通って静脈に繋がり血液に戻って心臓を介し全身をめぐります。
不要になった老廃物や病原体などはリンパ節でろ過され、リンパ球が処理することで病原体からの感染を防ぎ免疫を作る役割をしてくれます。
そして、心臓に導かれたリンパは動脈の血流になって全身に送られていきます。
リンパが滞ってしまう原因
①運動不足
運動不足になると筋肉を使わなくなるので、リンパを流す為に必要な筋肉の動きが悪くなってしまいリンパが滞ってしまうのです。
※簡単なストレッチやマッサージをするだけでもリンパは流れやすくなりますよ!
まずはウオーキングからしてみる事をオススメします。
ストレス
ストレスがかかると自律神経が乱れ、心臓の心拍や胃腸の働きやホルモンバランスがおかしくなりリンパの流れを滞ってしまいます。
自律神経が乱れると
- 冷え
- 生理不順
- 頭痛
- 胃もたれ
- 腰痛
- 疲れが取れない
- 下痢、便秘
などの症状が出ます。
冷え
女性が特に悩んでいる冷え症。
血管が収縮すると血流が悪くなり冷えに繋がるのでリンパの流れも悪くなり滞ってしまいます。
※今の時期は特に温かいお風呂にゆっくり浸かりマッサージすることでリンパの流れも良くなり冷え症の改善にもなりますね!
リンパの流れが滞ると
たるみやすくなります。
老廃物や水分の出口のリンパ節が詰まり、リンパ液を流すポンプ作用の働きをする筋肉量が低下したり柔軟性を失ったりすると、全身を巡るリンパの流れが詰まりむくみます。
そのむくんだ部位は重力に逆らえず垂れ下がります。
放置してると、たるみの原因になってしまいます。
どうしたらリンパが詰まってるのがわかるの?
身体には、主に6つのリンパ節があります。
リンパが詰まってくると身体に異変が起きます!
そこで、リンパ節の部位によって症状も違うので説明していきます!
頸部(けいぶ)リンパ節
特徴:頭と首のリンパが最終的に集まるリンパ節です。
300以上のリンパ節がこの頸部’(けいぶ)に集中しています。
※当店のヘッドスパで、リンパも流してますよ!エステでよく小顔マッサージされる部分でもあります。
症状: 肩こり、偏頭痛、めまい、顔のむくみ、たるみ、二重あご
解消法: ①耳の下のへこんでいる所に中指と薬指を置きプッシュします。
※むくんでいる方は、痛いかもしれません。
解消法: ②耳下腺から鎖骨までをなでます。
滑りが悪かったらクリームなどを塗ってマッサージするのもOKです!
鎖骨(さこつ)リンパ節
特徴: 全身から戻ってきたリンパ管が血管に合流する最終地点のリンパ節です。
症状: 顔や腕のむくみ、肩こり、首こり、老化
解消法: 鎖骨の下を中央から肩先に向かってなでます。
リンパが詰まっている方は少し痛くてゴリゴリしています!
腋窩(えきか)リンパ節
特徴: わきに集まるリンパ節です。免疫機能が高いリンパ節の為、風邪や体調が悪い時にマッサージすることをオススメします。
症状: 二の腕のたるみ、肩こり、背中の張り、バストダウン、手のしびれ
解消法: ①4本の指をそろえてわきの下に置き、円を描くようにマッサージをします。
解消法: ②親指と4本の指で二の腕を摘まんで、なでるように優しく腋窩(えきか)リンパ節まで流します。
鼠径(そけい)リンパ節
特徴: 太ももの付け根にある大きなリンパ節です。脚や下腹部からリンパ液が集まってきます。
症状: セルライト、冷え、むくみ、下半身太り、便秘、股間節痛、生理痛
解消法: 両手を太ももの付け根のくぼみに当てて上から下へとさすります。コマネチポーズです(笑)
膝窩(しっか)リンパ節
特徴: ひざの裏にあり、ひざから下のリンパが集まるリンパ節です。
第二の心臓とも呼ばれる大事なリンパ節です。
症状: むくみ、冷え症、足や膝の痛み、足がつったりする
※立ち仕事の方はふくらはぎや足首までむくみやすいです!
解消法 :グーの形で足首からひざ裏までを上下させます。
むくみをとってくれるアイテムにこのような物もあります。
お風呂で血行が良くなっている時に使うとリンパも流れやすいです!
腸骨(ちょうこつ)リンパ節
特徴:内臓から集まるリンパ節です。
原因: 女性特有の病気になりやすい、子宮、卵巣の病気、月経の不順、腰回りが太くなってしまいます。
解消法: 腸骨の内側に4本指を当てて、上から下へとリンパを流します。
イメージはお腹をさする感じです!
リンパの流れに効果的な食生活
ミネラルを摂取しましょう
ミネラルは「無機質」とも言い体内で合成出来ない成分です。
リンパ液・血液・細胞液の元になって量の調節などを行ってくれるマンガンやカルシウムは、主にミネラルに分類されます。
ミネラルは、肉、魚、海藻類、牛乳・乳製品、豆類から多く摂取出来ます。
水分をしっかり摂る
水分が十分に摂られてないと血液やリンパ液の流れが悪くなります。
リンパ液には老廃物を回収する働きがあるので、水分で流れを良くし老廃物を排出しやすくなります。
「水分」というと、お茶やジュースでも大丈夫かな?と思われがちですが出来るだけミネラルウォーターがオススメです。
その他の飲み物だと糖分など他の成分が入っている為、水分補給には向きません。
※アルコール類やコーヒー、紅茶には利尿作用があるので適度な量なら問題ないですが飲み過ぎると、水分が過剰に排出され脱水症状になる可能性もあります。
リンパの流れより血流の流れが悪くなったり体温調節が出来なくなったりするので飲みすぎは避けましょうね!
リンパの流れが良くなるとどうなるの?
- ひどかった肩こりが楽になり、血のめぐりが良くなって身体が軽くなります。
- むくんでいると一回り太く見えるし疲労感がとれないところが、リンパを流すだけでむくみも解消して細くもなり疲労感もスッキリとれますよ!
- リンパマッサージで余分な老廃物を流して、憧れの小顔になれますよ!
- 生理痛や生理不順、下痢や便秘で悩んでいたのが解消されます。
まとめ
リンパが原因で疲れやすくなったり、むくんで身体のラインが太くなってしまったりするので日頃から意識してリンパを流すようにしてみてください。
マッサージに行ってリンパを流すのもありですし、当店オススメのヘッドスパもリンパを流しておりますのでリフトアップ効果にもなっております。
是非体験してみてくださいね♪