肌が乾燥して顔や体などカサカサして潤いが感じられないと思ったことはありませんか?
顔やひじ・かかとなど乾燥がひどいと、かゆみが生じたりカサカサになり粉を吹いたりなど皮膚に異常が起きシミになります。
乾燥肌とシミは関係なさそうに思えますが実は乾燥肌はシミの予備軍なんです!!
そして乾燥肌にはシミができやすく、できてしまったシミも治りにくいのが特徴なので皮膚の異常をそのまま放っておくのはとても危険です!!
乾燥肌・肌荒れとは
乾燥肌や肌荒れとはキレイな潤っている健康的な肌に対して、カサつきやニキビ・かゆみなどが生じるトラブル肌のことを言います。
みなさんが目指したい肌はやはりトラブルがなくキレイで潤った肌だと思うので肌の基礎知識や肌荒れ情報の下記の記事も参考にしてみてください。
乾燥肌の原因
肌の表面にある角質層は肌の水分を保ち、外部の刺激から肌を守ってくれます。肌を守る働きをバリア機能といい、そのバリア機能が低下すると肌が乾燥してしまいます。
バリア機能の低下する原因はさまざまなのでご紹介していきます。
空気の乾燥
外気の乾燥や長時間エアコンなどの空気に触れていると肌が乾燥していきます。
特に冬は暖房で空気が乾燥して、より乾燥肌になりやすいです。
ターンオーバーの乱れ
ターンオーバー(肌の生まれ変わりを繰り返すこと)の乱れで古い角質がそのまま剥がれずにずっとカサカサした状態が続いてしまいます。
紫外線のダメージ
強い紫外線のダメージを受け続けると日焼けを起こし、肌から水分が奪われ乾燥し皮が剥けたりシミなどになります。
摩擦による刺激
入浴時や洗顔の時に体や顔をゴシゴシ洗ってしまうと、角質層が傷ついてバリア機能が低下します。
摩擦以外にも使用しているボディーソープや洗顔料が刺激が強いものだと角質が傷つきやすいので、洗浄力が優しいものを選び、ゴシゴシ洗わずに優しく洗うことをオススメします。
加齢による皮脂量の低下
年齢を重ねると血行不良やホルモンのバランスが崩れ、肌に大事なコラーゲンやセラミド、ヒアルロン酸などが作られなくなります。
そして肌の水分量が不足していくと、どんどん肌の乾燥が進んでいきます。
間違ったスキンケア
洗浄力の強いクレンジングや洗顔料などを使っていると必要な皮脂まで洗い流してしまい、水分や油分がなくなり乾燥してしまいます。
そして洗顔をするときにゴシゴシ洗ってしまうと肌を傷つけてしまうので気をつけましょう!
乾燥肌とシミ
乾燥肌はシミの予備軍でカサカサ肌などを放っておくとシミができやすく、できてしまったシミも年々治りにくくなるのが特徴です。
乾燥した肌はバリア機能やターンオーバーが乱れたりと肌にとって悪い影響を与えます。
そしてじわりじわりと弱っていった肌にエアコンの空気や紫外線などのダメージを受けることで、乾燥の痕が消えにくくなりシミができやすくなっていきます。
乾燥肌を放っておくと・・・
①乾燥して粉が吹いている状態(カサカサ肌)
↓
②出来立ての乾燥肌(かき続けると④のようにシミになる)
↓
③②が進行するとさらに範囲が広くなりケアをしないと④のように
シミになる。
↓
④1年前に乾燥してずっとかゆくてかいた結果シミになってしまった(傷ついた肌)
①乾燥して粉が吹く(カサカサ肌)
乾燥は年中していますが、冬になると余計乾燥し皮膚がカサカサして粉が吹いた状態になったりします。
粉吹肌に気づいた時は、できる限り早く保湿クリームなどを塗って対処しましょう!放っておくと②〜④の状態に悪化していきます。
②①を放っておくとだんだんかゆくなり、そこを無意識のうちにかき始めてしまう。
そうすると皮膚が傷つき、湿疹や水膨れができるなど、①の粉吹より肌がひどい状態になります。
③無意識にどんどんかいていくと③のように湿疹の範囲が広がっていく。
保湿クリームを塗ったとしてもエアコンやドライヤーなどの風にすぐに乾燥してしまうので、諦めずに放置しないようにしましょう。
④①〜③を何も思わずに放置しておくと、本当にシミになる。
たかが乾燥だからと放っておき、たまに保湿クリームを塗ってはいたものの、乾燥の季節が過ぎるとかゆみもなくなり気にならなくなって放置した結果、夏の紫外線のダメージも受け、見事にシミになってしまうので、みなさんも放置せずにしっかりケアを続けましょう。
乾燥がシミを引き起こす理由
シミの原因で1番にあげられるのは紫外線を連想する人が多いと思いますが、実は肌が乾燥して粉が吹いている部分やカサカサになった部分をかいて強く刺激し、その傷が紫外線に当たることでシミが増加していくのです。
また、水仕事などをしている方は濡れた肌が乾き切る前に自然乾燥やドライヤーの風でも乾燥して、画像のように乾燥が進行していくとシミになっていきます。
紫外線が春から夏にかけて強くなり秋から冬には弱くなるため、秋冬は紫外線やシミ対策をされない方が多いです。
しかし、秋冬は肌がとても乾燥する季節でシミ対策としては保湿ケアは必須です!
1番重要なのは保湿
秋冬だけでなく1年中乾燥が気になる方はインナードライといって、肌の内側から乾燥すると言われています。
時期的にさほど乾燥が気にならないと思っていても意外と乾燥しているので、【乾燥】というワードは年中気にすることをオススメします。
乾燥を防ぐために意識したいこと
季節によって乾燥の仕方が違うので、保湿ケアを変えていきましょう。
夏と冬では空気の湿度が全く違います。同じケアをしていても、夏はいいけど、乾燥がより強い冬に同じケアをしていては、ケアが追いつきません。
春夏は乳液やクリームで保湿しているのであれば、秋冬はそれに加えてオイルを取り入れて保湿するのがオススメです。
顔だけではなく、乾燥しやすい腕や足などにも保湿ケアをすることで乾燥とシミ対策にも繋がります。
乾燥の予防方法
加湿器を使用する
空気が乾燥している部屋にいるだけで、それだけで肌や顔はどんどん乾燥していきます。
部屋のちょうど良い湿度は50%〜60%がベストです。秋冬は特に乾燥しやすいので加湿器は必須です。
肌に刺激を与えない
体や顔をゴシゴシ洗ったり擦ったりかゆくてかいたりと肌に刺激を与えてしまうと角質層が傷つき乾燥してシミになります。
洗顔料や洗い方にも注意を
洗浄力の強い洗顔料などでゴシゴシ洗ってしまうと角質が傷ついてしまうので、洗浄力が弱いものを選び、優しく洗いましょう。
さらに、熱いお湯ではなくぬるま湯で洗うのがベストです。
バランスの良い栄養のある食事をとる
肌のターンオーバーのためには栄養バランスの良い食事をとることが大事で、タンパク質やコラーゲン、各種ビタミンなどを意識して摂取しましょう。
保湿ケア
乾燥肌には保湿ケアが必須です。肌ケアにもいろいろありますが、面倒で化粧水だけで終わったり、オールインワンの1本だけで済ませるのではなく、化粧水や乳液、保湿クリームを使用することで乾燥やシミをより防げます。
洗顔後や入浴後など、より乾燥しやすい時には素早く保湿をすることを心がけましょう。
体の内側からもしっかり保湿をしましょう
肌の潤いを高める栄養素
タンパク質
タンパク質は体の代謝を促すために重要で、代謝だけでなく細胞を作るためにも欠かせないもので乾燥対策や肌のターンオーバーのサイクルだけでなくダイエットや筋肉づくりにも役立っています。
肉類、魚類、植物性タンパク質(豆類)、卵などに多く含まれています。
コラーゲン
コラーゲンは肌の弾力を保つために欠かせない成分で、なんと年齢を重ねれば重ねるほど自然と減っていってしまうので、意識してコラーゲンを摂取する必要があります。
鶏の手羽先や軟骨、ゼラチンなどに多く含まれています。
各種ビタミン
各種ビタミンも肌の潤おいを保つために必要な栄養素です。
ビタミンC 抗酸化作用や新陳代謝に欠かせない
柑橘類に多く含まれ、イチゴやブロッコリーにも豊富に含まれています。
ビタミンE 肌の潤いを保つ効果がある
イワシなどの青魚やアーモンド、オリーブオイルなどに含まれています。
ビタミンB 肌のターンオーバーを整えてくれる
鶏胸肉や豚肉になどに豊富に含まれています。
水分摂取で乾燥予防
保湿として水分を摂取することも大事で、内側が潤っていると自然と肌も乾燥しない肌へと導いてくれます。
コーヒーなどカフェインが含まれた飲み物や、コーラやサイダー・ジュース類で糖分が含まれている飲み物は水分にはカウントしません。
水やノンカフェインのハーブティーなどは大丈夫なので、1日2リットルを目標に飲むようにすると内側から潤ってきます。
サプリメントなどで補充
バランスの取れた食生活を!!と言われても大半の方は難しいと感じる方が多いと思うので、サプリメントなどで不足しがちな栄養素を摂取するのも1つです。
コラーゲンやビタミンなどはサプリメントやドリンクなどからも手軽に摂取できるので忙しい方にはオススメです。
まとめ
ただの乾燥だからと言って放っておくととても危険です。顔はもちろん腕や体にはシミができたくないと思うのが本音ですが、無意識のうちに自分でシミを作ってしまっていたと思うとゾッとしますよね。
乾燥肌、粉吹やカサカサ、かゆみなどがある場合はすぐに保湿しシミになるのを未然に防ぎましょう!!
これを知っているのと知らないとでは全く違った未来になるので、しっかり肌のケアをしてキレイな肌を目指していきましょう!!!