キレイな肌になりたいのに、季節の変わり目に肌がカサカサしたり、体調によってニキビができたり、肌トラブルでお悩みの方が多いです。
ただ単に「肌荒れ」といっても人それぞれ・様々な症状があります。
まず今回は肌荒れにどのような症状があるのかをみていきましょう。
目次
肌荒れとは
肌荒れとはキレイな潤っている健康的な肌に対して、カサつきやニキビ・かゆみなどが生じるトラブル肌のことを肌荒れと言います。
皆さんが目指したい肌はやはりトラブルがなくキレイで潤った肌だと思うので下記の記事も参考にしてみてください。
肌荒れが起こるメカニズム
肌荒れには絶対に何らかの原因があります。
基本的な原因はターンオーバーの乱れや免疫力や皮膚のバリア機能低下、ホルモンバランスの乱れだと言われています。
ターンオーバーの乱れ
ターンオーバーとは肌の古い角質を新しいものへと入れ替えることです。
健康でキレイな肌だと約4週間で新しい肌へと入れ替わりますが、ホルモンバランスや免疫力の低下や加齢などが原因でターンオーバーが乱れると古い角質がそのまま残ってしまい、肌荒れを起こす原因となります。
皮膚免疫の低下
皮膚が外部から侵入してきた微生物や紫外線などに対してバリア機能が低下することで皮膚免疫も低下します。
バリアが崩れると皮膚に炎症反応が起き、腫れ・かゆみ・痛み(ヒリヒリする)などの症状が現れ肌荒れが起きます。
アレルギー反応や炎症・湿疹も皮膚免疫の低下の一つです。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスは男性・女性共に思春期などの年齢が原因の場合がありますが、女性は特に生理前に肌が荒れやすいです。
生理前になるとホルモンバランスが崩れ、皮脂が過剰に分泌されニキビなどができやすくなります。
生活習慣の乱れ
睡眠不足や栄養不足、ストレスなどは皮膚免疫の低下に繋がります。
そしてターンオーバーには睡眠中に分泌される成長ホルモンや血行を良くするために栄養が必要で、生活習慣が乱れことでターンオーバーを乱す原因になります。
肌荒れの原因
肌荒れの原因といっても1つ2つではないことは皆さんもご存知だと思いますが、では一体どのようなことが原因なのか深掘りしていきましょう。
外的刺激
春は肌が荒れるのに夏や秋には治ってまた冬に肌が荒れる、、、などということはありませんか??
それは季節ごとによって外的刺激が違うからです。
春・・・花粉症、黄砂、PM2.5
花粉症はくしゃみが出たり鼻水が止まらないなどの症状が代表的ですが肌荒れもその一つです。
そして春に必ずやってくる黄砂やPM2.5も肌荒れの原因で、肌がかゆくなったり皮膚の薄い目元などが乾燥し赤くなったりします。
花粉症と診断されている方はそれが原因だとわかりますが、花粉症でもないのにやたら肌荒れがすると思った方は、黄砂やPM2.5にも気をつけましょう。
夏・・・紫外線
夏は紫外線が強く、日焼けで肌にダメージがきたり、シミ・ソバカスなどの肌老化を加速させる原因にもなります。
夏の紫外線ときくと、7月8月をイメージされがちですが実は5月6月も紫外線が強いです。
夏ではないから日焼け止めを塗らない方も多いですが夏になりかけの紫外線にも気をつけましょう。
秋・・・夏のダメージ
秋は夏に受けたダメージが出始め、肌のターンオーバーが乱れ、肌が乾燥しやすい状態になり肌の弾力が低下します。
肌にトラブルがあるとターンオーバーの周期が遅れ、夏で受けたダメージが剥がれずに蓄積されることで顔のくすみの原因にもなってしまいます。
冬・・・乾燥
冬は1年のうちで1番乾燥する季節です。
肌がカサついたり、かゆみを感じたり、粉をふいたりとトラブルが起きやすいです。
日常の生活をしているだけでも乾燥します。
エアコンや暖房の風、手を洗ったり、洗剤でお皿を洗ったり、お風呂に入ったりとごく普通の日常を過ごしていますが、冬が1番乾燥して荒れてしまうので乳液やクリームなどで水分が逃げないように保湿しましょう。
ストレス
ストレスを受けると体内に活性酸素が発生し、細胞を傷つけ免疫力を低下させます。
人によってストレスは様々で、職場や家庭、さらには恋愛もその一つで自分が知らないうちにストレスを感じている場合もあります。
これは外的ではなく内側からのダメージなので1ヶ月前に受けたストレスがじわじわと肌に現れてきます。
食生活
食生活の乱れも肌荒れの原因で、偏ったものや脂っこいもの、カップラーメンやコンビニのお弁当・ジャンクフードなど脂質・糖質・添加物が入っているものを食べ過ぎるのはお肌に悪いので食べ過ぎ注意です。
加齢
年齢と共に肌の機能が低下し、保湿成分が減少することで肌荒れがしやすくなります。
年齢によってターンオーバーのサイクルが遅くなってお肌がくすんだりカサついたりするのも原因の一つです。
肌荒れの主な症状
ニキビ(思春期)
顔や胸、背中などによくできる赤いプツプツで、思春期になるとおでこや鼻の周りなど皮脂が多いところにできやすく、成人になると減少していきます。
毛穴に詰まった皮脂が炎症を起こしてニキビになります。
それを潰したり髪の毛に触れた刺激でニキビはますます悪化します。
炎症がひどいとニキビ跡にあることもあります。
ニキビ(大人ニキビ)
思春期にできるニキビと大人になってからできるニキビは違います。
大人のニキビは吹き出物とも言われ、ホルモンバランスや生活習慣、栄養バランスが原因で起きることが多いです。
思春期のニキビはおでこや鼻の周りにできるのが特徴で、大人ニキビは口の周りやあご、乾燥する部分に繰り返しできやすいです。
毛穴の開き
毛穴に詰まった古い角質と皮脂が混ざり合い、ターンオーバーの乱れや皮脂の過剰分泌など毛穴が開きます。
みかんの皮を想像してもらうとわかりやすいです。キレイな肌は卵のように表面がツルッとしていますが、毛穴が開くと角質と皮脂がその毛穴に入り黒ずんでしまいます。
洗顔をするときにクレンジングオイルでゆっくりマッサージをすると黒ずみが取れていきます。
乾燥
肌表面に古い角質がたまってターンオーバーがうまくいかず角質が厚くなったり、肌の手触りがカサついたりゴワゴワしたりとキメが粗くなります。
そして乾燥肌はカサつき・つっぱり感などが主な症状で悪化すると、粉が吹いたり、皮が剥けるなどの症状が出ます。
湿疹・皮膚炎
人によって症状は様々ですが、免疫反応やアレルギー反応による症状が多く、ほこりや花粉・ハウスダストなどで湿疹や痒みが現れます。
また、汗をかいた後に洋服に擦れたことが原因で湿疹や痒みが出てします方もいるので、肌が繊細な方はより気をつけましょう。
肌荒れの対策
正しいスキンケア
まずは正しいスキンケアをしましょう!
クレンジングオイル
↓
洗顔
↓
化粧水
↓
乳液
の順番に行います。
クレンジングオイル
クレンジングでメイクを落とす際にもゴシゴシと肌を擦りすぎずに優しくクルクルと回すように落とします。
洗顔
柔らかい泡で優しくお肌を洗いましょう。
洗い流す際に生え際や洗い残しがあると、肌荒れの原因になるので丁寧に流しましょう。
化粧水
洗顔時やお風呂上がりなどに、乾燥してしまうので時間をおかずにすぐに化粧水をつけましょう。
時間をおいてしまうと、肌が乾燥しつっぱった感じになります。
乳液
化粧水後はさらに保湿するために気になるところに乳液、または保湿クリームでしっかり保湿しましょう。
肌のバリア機能を高める
外部刺激から肌を守ることで、紫外線や花粉、エアコンなどの風から肌を守ることです。
バリア機能を高めるには肌を保湿クリームなどで清潔かつ潤いのある肌に保つことが大事です。
栄養バランスの取れた食生活
もちろん外的からの刺激から肌を守ることも大事ですが、内側からのケアも欠かせません。
タンパク質や食物繊維、ターンオーバーを促すビタミン・ミネラルを補給しましょう。
- タンパク質 肉、魚、大豆、乳製品など
- 食物繊維 ごぼう、大豆など
- ビタミンC レモン、赤ピーマン、黄ピーマン、ブロッコリーなど
- ビタミンB 豚肉、さば、玄米など
- ミネラル 乳製品、豆類、海藻、緑黄色野菜など
適度な運動
おすすめはウォーキングやジョギングなどの有酸素運動で、血液の循環をよくしましょう。
運動によってストレス発散になったり、寝付きが良くなることで肌荒れの改善に繋がります。
質のよい睡眠
質の良い睡眠は深くぐっすり眠ったときで、成長ホルモンが十分に分泌され肌のターンオーバーがしっかり行われます。
寝る1、2時間前は極力ケータイやテレビなどは見ずに、お風呂に入り体温をあげることでぐっすり眠れます。
まとめ
肌荒れが気になり始めると慌ててお手入れをしていませんか??肌荒れは1年中さまざまな刺激によって起こります。
「まだ私は荒れていないから大丈夫」と思うのではなく、荒れ始める前に肌荒れのメカニズムを知って正しく整えておくことで未然に防いでくれます。
そして「またそのうち治るはず」と放っておかず、こまめにケアをしていきましょう。