近年、食生活の変化やストレスでお腹のトラブルで悩んでいる方が増えています。
そのせいで免疫機能も低下します!
最近お腹の調子がよくないなと感じている、お肌の調子がよくないなと感じている方、SIBOという病気が原因の可能性があります。
そのSIBOについてと、予防する食べ物や方法について、紹介していきたいと思います。
コロナ第二波に備えて免疫機能を高めて健康な体作りをしていきましょう!
目次
お腹のトラブルの原因は小腸に関係している
お腹のトラブルの原因は胃腸炎や、ノロウィルス、ストレスによる過敏性腸症候群など、さまざまありますが、実は小腸が原因で起こるトラブルがあります。
あまり知られていませんが、小腸の細菌が増殖し過ぎて起こるSIBOという病気があります。
そこで小腸の働きやメカニズム、小腸とお腹のトラブルについて紹介します。
小腸の働きについて
小腸はたくさんの栄養を吸収する臓器です。
食物は胃酸によって、胃で2.3時間かけて消化します。
その後、小腸で細かく分解して5〜8時間かけて栄養を吸収します。
最後に大腸で残りの消化物の水分が吸収され、排出されます。
下痢、便秘、お腹のハリは小腸が原因
少し食べただけで下腹がでる人がいます。
胃下垂と勘違いしがちですが、それは間違いです。
胃下垂の人は下に胃が下がるだけで前には出ないのです
その原因は腸内細菌増殖症(SIBO)
腸内細菌は通常大腸100万個 小腸1万個あり、多くが大腸にあります。
ですが、小腸で細菌が過剰に増えすぎることがあるのです。それがSIBOです!
小腸内で細菌が増えすぎると、それが善玉菌でも、下痢や便秘のお腹のトラブルにつながります。
お腹が出る原因は小腸内で増殖しすぎた細菌が出すガス!!
SIBOによって出たガスが自体がお腹のトラブルの原因です
小腸が発生させるガスには大腸の働きを抑制したり過剰にしたりする働きがあり、それによって便秘や下痢などお腹のトラブルを引き起こします。
SIBOチェック
- 少ししか食べなくてもお腹が張る
- 下痢気味、または便秘気味
- 頻繁に腹痛がある
- おならがよくでる
- お腹がよくぎゅりゅりゅと鳴る
これらに当てはまるほどSIBOの可能性が高くなります。
SIBOになる原因と体に及ぼす影響
SIBOになる原因はさまざまです。
SIBOになると免疫機能が落ち、進行するといろんな合併症も起こります。
SIBOになる原因は??
SIBOになる原因はパン、パスタ、ラーメンなど食生活の変化や、胃腸炎からの合併、発酵食品の多量摂取などですが、主な原因はストレスです。
ストレスにより小腸が食べ物を移動させる運動機能を低下させ、食べ物を移動させるスピードが遅くなります。
それにより、食べ物が小腸内の細菌の餌になり細菌が増殖、細菌がガスを発生させお腹のトラブルにつながります。
SIBOはお腹のトラブルだけじゃなく体の不調にもつながります
長年お腹の調子がよくなかった患者さんが、SIBOの治療をすることで、お腹のトラブルだけじゃなく風邪などもひきにくく、大病にもなりにくくなったのです。
小腸には免疫機能が司る細胞が密集しています。SIBOになると発生したガスが影響でその機能が低下、さまざまな病気の引き金になります。
普段は多くないはずの腸内細菌が増えてガスを産生すると、小腸内がパンパンに膨れ上がります。
小腸は膨らむことに強くはできていないので、小腸壁のバリアーが崩れ、容易に異物が体内に入ってくるようになります。
これをリーキーガッド症候群と言います。
その他SIBOはお腹の不調に限らず、ニキビ、湿疹、肌荒れアレルギー、食物過敏症、口臭、うつ、不安感、不眠症、やせにくい、すぐに空腹感、吐き気、栄養不足、陰部のかゆみ、体重減少なども引き起こしてしまいます。
小腸に増殖した細菌は炭水化物やビタミンB12などを消費するので、栄養不足や、肌荒れ、ニキビにも繋がります。
他にも小腸の機能が良くないと、免疫力の低下や精神疾患にも影響を与えます。
逆に小腸を強くすると免疫機能が上がります。
SIBOの予防と食べ物
SIBOにならないように、どうすればいいのでしょうか。気を付ける点など、紹介していきます。
お腹にいいはずのヨーグルトが逆効果?
ヨーグルトに含まれる糖質が細菌の餌になります。
お腹に不調がない人はいいのですが、便秘、下痢、お腹のハリなどがある人は、糖質が細菌の餌になりガスを増やします。
ガスを増やす糖質を含む食品
- うどん
- ラーメン
- パスタ
- パン
- 納豆
- にんにく
- 乳製品
- タマネギ
- にんにく
- りんご
- 柿
- キシリトール
これら含む糖質もガスを発生させやすいです。
小麦を多く摂取する方も要注意です。
ガスを発生させにくい食品
- お米
- そば
- 豆乳
- トマト
- 人参
- もやし
- ほうれん草
- もやし
- かぼちゃ
- バナナ
- キウイ
- オレンジ
- 卵
- 肉
- 魚介類
SIBOの原因の1つに間食もあります。
小腸に常に食べ物が残り、細菌の餌になりやすいので、だらだら食べはダメです!!
SIBOの予防には
食事前にも歯磨き
口の中にはガスを出すタイプの菌もいます。
食事と一緒に飲み込まず、歯磨きしましょう
適度に立つ
適度に立つことで胆汁の量を増やします。
胆汁には小腸の細菌増殖を抑える働きがあります。
座り仕事の方は1時間に1度立つのがオススメです。
腹巻をする
血流をよくします。
血流がよくなると小腸の働きそのものが活発になります。
また、温かい飲み物で温めるのも効果的です。
お腹をマッサージ
お腹を優しくマッサージすることで、小腸を刺激して運動機能が向上し、食物がスムーズに大腸に移動できます。
まとめ
食べたらお腹が張る、お腹の調子がすぐ悪くなる方SIBOの場合があります。
食生活の変化やストレス社会などで、近年SIBOの患者さんが増えていますが、みなさん気が付かないうちにSIBO予備軍になっているのではないかと思います。
少しでもあてはまることがある人や、体調を崩しやすい人、眠れない人はSIBOの予防法を試して見て下さい。
ダラダラ食べはやめて、食事前の歯磨き、適度に立ち、お腹を温め、朝晩のお腹マッサージがオススメです。
食生活を見直し、ヨガなどでリラックスをしたり、自分なりのストレス発散を心がけて、風邪やコロナに負けない体作りをしましょう!!