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生姜にあった驚きの効果!美容と健康の強い味方!

生姜といえば、冷奴やそうめんの薬味や生姜焼きの味付け、お寿司屋さんのガリなどが思い浮かびます。

意識しないと、あまり食べることがない方もいらっしゃると思います。

チューブの生姜を、冷蔵庫で余らせてしまうこともあるでしょう。

ですが、生姜を食べると私たちの体にとってもいい効果があるんです。

それを知ると、きっと使ってみたくなるはずです。

今回はこの生姜パワーについて、お話いたします。

生姜って?

生姜の基本

生姜は、紀元前のインド・中国で、保存食や医薬品として使われていました。

2000年以上の歴史をもつ漢方薬でも、そのうちの約70%に生姜が含まれ、食べる薬として、その効果を取り入れてきました。

最も代表的な効果は「血管を拡張し、血流をよくして、体温を上げる」という温めの効果です。

体が温まると、病気に抵抗する免疫力が上がります。

体内の循環も改善され、臓器のはたらきもよくなります。

体の中の脂肪や糖の燃焼も活発になり、ダイエット効果も、期待できます。

生姜の栄養

普段、私たちが口にする食べ物、この食べ物に含まれる栄養素の中には、エネルギー源になるものがあります。

「たんぱく質」、「脂質」、「炭水化物」の3つで、エネルギー産生栄養素と呼ばれます。

この3つの栄養素のほかにも、ビタミンやミネラルが含まれ、健康な体を維持できています。

生姜の栄養素を見てみますと、栄養価は低く、目立つ特徴もありません。

〈おろし生姜  100gの栄養成分〉

  • エネルギー  58kcal
  • たんぱく質  0.7g
  • 脂質        0.8g
  • 食物繊維    7.4g
  • 炭水化物    16.0g

※日本食品標準成分表 2020年版(八訂)より

有効成分ファイトケミカル

では、何が体に良いのか、ということです。

植物には、「ファイトケミカル」といわれる非栄養成分が存在します。

紫外線や有害物質から、植物自身が体を守るための物質です。

植物の、色や香りの成分のほとんどが、このファイトケミカルです。

ファイトケミカルの代表的なものには、ポリフェノールがあります。

ポリフェノールは、植物の苦味や色の成分です。

赤ワインやブリーベリーに含まれるアントシアニン、お茶に含まれるカテキン、大豆に含まれるイソフラボンなどがあります。

このような、体に良いと言われる有効成分が、ファイトケミカルです。

生姜のファイトケミカル

生姜には、辛味成分、香り成分などを中心とした、約400種類以上のファイトケミカルが存在します。

それが、生姜の効能になります。

生姜の主なファイトケミカルと作用

〈辛味成分〉

  • ジンゲロール・・・鎮痛、解熱、循環促進、血圧低下作用
  • ショウガオール・・・鎮痛、解熱
  • カプサイシン・・・血行促進、肥満防止、殺菌作用、抗炎症

〈香り成分〉

  • ジンギベロール・・・血管拡張、血流促進、抗酸化作用
  • クルクミン・・・強肝作用
  • カンファー・・・抗炎症、鎮痛、殺菌作用
  • ジンギベレン・・・健胃、消臭作用
  • カンフェン・・・殺菌作用、抗ウイルス、抗炎症作用
  • シトラール・・・抗アレルギー作用、抗菌作用
  • ケルセチン・・・血圧低下作用、血栓予防作用

生姜の効果と活用法

生姜を食べた時の、体への効果と、食事への取り入れ方をご紹介します。

体を温める

生姜の成分の中でも特に、ジンゲロールとショウガオールが血管を拡張し、血行を促進して体を温める作用があります。

体が冷えると、余分な水分や老廃物がたまり、代謝が悪くなり、免疫力も低下します。

その結果、さまざまな生活習慣病を引き起こします。

温めることで、体内のめぐりが良くなり、すべての臓器が活性化されます。

〈取り入れ方〉

みそ汁に、おろし生姜を加えるだけでも十分です。

具には、玉ねぎを入れますと、玉ねぎの辛味成分が血行をさらに促進し、体を温める効果も高まります。

漢方薬に葛根湯があります。

葛の根が使われているのですが、葛は血行を良くして、体を温める効果があります。

葛湯におろし生姜を加えると、さらなる温め効果が期待できます。

【冷え性改善】生姜の温め効果を最大限活かす方法を解説します!

免疫力を高める

免疫力とは、病気を免れる力のことです。

血液中の白血球の数や、その働きと関係があります。

生姜の温め効果により、白血球の働きが活発になり、免疫力が高まります。

〈取り入れ方〉

免疫力を高める効果があるハチミツと、お酢を組み合わせる、生姜の甘酢漬けがおすすめです。

そのまま食べてもいいですし、炭酸水で割り、ドリンクにもできます。

酢の物やサラダ、お肉料理の味付けに使うなど、幅広く活用できます。

殺菌作用

生姜には、強い殺菌作用があり、風邪の原因のウイルスや細菌を撃退してくれます。

発熱、咳、痰、吐き気などの症状を改善する効果もあります。

〈取り入れ方〉

同じく殺菌効果のある、ネギとの組み合わせをおすすめします。

うどんや雑炊に入れると、消化も良く、風邪のひき始めに効果的です。

むくみをとる

体を温めることで、血流が良くなり、腎臓の働きも活発になります。

体内の余分な水分や老廃物が排出され、むくみが解消されます。

〈取り入れ方〉

水分の代謝を促し、排出を手伝ってくれる食材と組み合わせると、効果も上がります。

小豆、かぼちゃ、ハト麦を入れて、お粥を作り、おろし生姜を加えると、体も温まり、むくみもすっきりします。

ほうれん草、小松菜、白菜、キャベツ、しめじなど、カリウムが豊富な野菜にも、水分代謝効果があります。

野菜たっぷりのスープに、生姜を加えるといいでしょう。

消化をたすけ、胃腸の機能を高める

血流が良くなることで胃腸の働きも活発になり、消化、吸収機能が高まります。

〈取り入れ方〉

キャベツや大根を使ったお鍋はいかがでしょうか。

消化が良く、弱った胃を修復し、守ってくれます。

生姜を加えた鶏ひき肉の肉団子が、良く合います。

生姜には、肉などのたんぱく質を分解する酵素が含まれるので、肉が柔らかくなり、消化も助けてくれます。

肉の臭み消しにもなります。

抗酸化作用

生姜には、老化の原因となる活性酸素を、除去する作用があります。

体内だけでなく、肌や髪にも、アンチエイジング効果が期待できます。

〈取り入れ方〉

抗酸化作用のある味噌や、美肌、アンチエイジング効果のある納豆など、発酵食品との組み合わせがおすすめです。

味噌との組み合わせは、みそ汁だけでなく、豚の生姜焼きをみそ味にしてみたり、サバの味噌煮に生姜を加えることもできます。

納豆には、生姜だけでなく、ネバネバ食材である山芋やオクラを加えると、胃にもやさしく、疲労回復にもつながります。

まとめ

生姜は取りすぎるということはありません。

効果は3時間くらいですので、こまめに取ると良いでしょう。

食べる量の目安は、1日に10〜20gです。

食事の基本は、バランスよく適量を、です。

毎日の食事を楽しみながら、うまく取り入れてみてはいかがでしょうか。