実は健康、美容にもいい！？ココアの3つの効果とは

ココアは子供から大人まで人気のある飲み物です。甘いイメージがあるかと思いますが、実は栄養素がたくさん入っており、お肌にもいいんです。

当たり前のように飲んでいた飲み物が健康にも美容にもいい飲み物だとわかると、どんな効果があるのか気になると思います。そこで今回はココアの3つの効果をお教えします。

1 ココアとは
2 ココアの３つの効果
3 飲む時の注意点
4 まとめ

ココアとは

ココアの原料はチョコレートと同じカカオ豆です。
カカオ豆を発酵・乾燥、焙煎～粉砕し、冷やして固形物にしてカカオマスにします。このカカオマスからココアバターを一定量取り出した残りがココアになります。

油脂が除かれており、主成分はカカオポリフェノール、リグニンなどの食物繊維、カルシウム、マグネシウム、ビタミンなど身体にいいものをたくさん含まれています。また、ココアにはミルクココアとピュアココア（純ココア）の2種類があります。

砂糖やミルクが含まれているのがミルクココアです。ココアパウダーのみで作られているのがピュアココアです。お菓子作りによく使用されています。ミルクココアはあらかじめ砂糖などが加えられているので、カロリーは高めです。栄養素は少なくなりますが、お湯で注ぐだけで手軽に飲むことができます。

毎日飲み過ぎてしまうと血糖値の上昇などで糖尿病になる可能性があるので注意しましょう。反対にピュアココアは砂糖が加えられていません。そのままでは苦くて飲めないので自分で甘味をつけたり工夫することが必要です。

ですが糖分を調整することができるので、ダイエット中の方でも安心して飲むことができます。健康に良く、栄養素を多く取り入れたいときにはおすすめです。

ココアの３つの効果

便秘解消

ココアに含まれるリグニンという食物繊維は水に溶けない不溶性食物繊維です。リグニンは、消化されずに腸まで届きます。便のかさを増やして、腸内の善玉菌のエサとなり、コレステロールなどを吸着させて便通を良くしてくれる効果があります。そのほか、便の臭いを吸収する働きもあるため、体臭や便臭を軽減してくれます。

また、カカオポリフェノールにより、腸内環境を整える働きもあります。余分な糖や脂質を吸着して排出されるため、急激な血糖値の上昇を抑えたり、血中コレステロール濃度を下げたりし、腸内環境を整えてくれる働きもあります。食物繊維が多く含まれている食べ物といえばゴボウのイメージがあるかと思いますが、実はココアの方が多く含まれているんです！

身体にいい

ココアに含まれているカカオポリフェノールは活性酸素を消去する抗酸化作用があります。高コレステロール血症や高脂血症といった生活習慣病を改善するためには、運動したり過度な飲酒をやめたりするのも大切ですが、食物繊維、抗酸化作用のある食品を摂取するのも大切だと言われています。これらを叶えられるものがココアです。

コレステロールが血管に留まるのを防いでくれるので、脈硬化を抑制し、高血圧などの生活習慣病予防効果もあります。また、インフルエンザなどの感染予防や免疫細胞の働きを高めてくれます。その他、貧血予防にもなります。ポリフェノールの他に、鉄分、ビタミンＢ12も含まれています。

貧血は血中の赤血球、ヘモグロビンが不足することで起こりますが、鉄分が赤血球・ヘモグロビンの材料になり、ビタミンB12が赤血球・ヘモグロビンを作る働きがあるので、貧血予防にも効果的です。

美肌効果

カカオポリフェノールは、シミやニキビの原因となる活性酸素を除去する働きがあります。また、肌を守る働きや紫外線で傷ついた肌を修復し、ターンオーバーを促進し、肌の老化・血管の老化予防に効果あります。カカオポリフェノールのほか、ビタミンB6も豊富に含まれています。

ビタミンB6はタンパク質の分解や合成をサポートし、ホルモンバランスを整えてくれる働きがあります。そのため、健康的な肌や髪、爪や歯をつくる働きがあります。他にもアレルギー症状を抑えたり、ストレスホルモンの分泌を抑え、イライラなどの精神的なストレス緩和する効果もあります。

飲む時の注意点

ドリンクとして飲む場合は1日2〜3杯程にしましょう。ココアと牛乳で作るミルクココアはココアに含まれるポリフェノールやビタミンの他、牛乳に含まれるカルシウムも摂取することができます。また、牛乳に含まれるカゼインという物質は、鉄分の吸収を助ける働きがあるため、一緒に飲むと効果的です。ポリフェノールは摂取後、4時間程度で消えてしまいます。

一度にたくさんとっても体外に排出されてしまい体内にためておくことができません。なので、朝食でヨーグルトにココアをふりかけたり、おやつの時間に飲んだり、間隔を空けてこまめに摂取すると良いでしょう。

しかし、カロリーが高いので飲み過ぎには注意しましょう。また、寝る前に飲むときは、ミルクココアよりもピュアココアの方がポリフェノールを多く含むので、ピュアココアを使用するのがおすすめです。