現在男性整髪料は、コンビニエンスストアや、ドラッグストアで購入される方が全体の6〜7割を占めており、整髪料を含めた男性美容アイテムの売り上げ高は、ここ10年間右肩上がりとなっています。
その理由としては、
- 男性の美への関心の向上
- 働く女性の増加
があげられます。
働く女性が増えることにより、休日以外でも男性が身なりを整えるという習慣になっています。
男性にとって、身なりを整えるという意味では整髪料はなくてはならないものですよね。
しかし、最近では整髪料の種類がありすぎてどれを選べばいいか分からないという人も多いですよね。
匂い、質感、使用感、見た目、、、整髪料でも商品によって全然違います。
そこで私たち美容師がその人の髪型や、用途に合わせた整髪料の選び方をお教えしたいと思います。
目次
ヘアワックス
整髪料の中で、1番使われているのがこのヘアワックスです。
中学生〜大人まで幅広い年齢層で使う機会が多いものです。
髪に馴染みやすく、ショート〜ミディアムいろんな髪型の人に使いやすい整髪料です。
簡単にスタイルを作ることができ、途中の手直しもしやすいのがヘアワックスの特徴です。
ヘアワックスを使うときの注意点
- しっかりと髪を乾かしてからつける
- つける量の調整
- 洗い流しが大変
基本的にヘアワックスは油分でできている為、水分との相性は悪いです。
その為しっかりと乾いた髪の毛につけるということが大事です。
そして一番大事なのはつけすぎないこと
せっかく上手くセットしても時間が経つと油分の重みでベタっとなってしまいます。
また、髪の毛を洗う際は念入りに洗い流しましょう。2回シャンプーをすることをオススメします。
こんな人にヘアワックスがオススメ
- カジュアルな服装の方
- 何度も髪の毛を触ってしまいがちな方
- 簡単にセットしたい方
- 匂いに敏感な方
ヘアワックスの似合う髪型
カジュアルなミディアムスタイルが似合います。
before
after
当店のおススメのヘアワックス
ポンプ式なので爪にヘアワックスが挟まらずに使用できる。とても形状が柔らかいので付けムラがおきにくいのが特徴です!
ジェル
整髪料の中でノンシリコンで出来ているのがジェルです。
ヘアワックスはシリコンなどの油分成分からできているのに対し、ジェルは樹脂や水などから作られており、水溶性でできています。
少量でも髪全体に伸ばすことができ、セット時間がとても短縮されます。
ヘアワックスとは違い、濡れている髪にも使えるのでウエットな質感を出すことができます。
そして何と言っても、水溶性なのでシャンプーで洗い流すのがとても簡単というのが特徴です。
ジェルを使うときの注意点
- ヘアワックスとは違いスタイルの作り直しができない
- 材質が柔らかいので、一箇所につけがち
ジェルはつけてすぐに固まってしまう性質なので、ヘアワックスのように、スタイルの作り直しができません。
柔らかい性質なので一度にたくさんつけてしまうと、ムラができてしまいます。
こんな人にジェルはオススメ
- とりあえずガチガチに固めたい
- ウエットな質感を求める方
- スーツを着る機会が多い方
- シャンプーを早く済ませたい方
ジェルの似合う髪型
ショートパーマスタイルが似合います。
before
after
当店のおススメのジェル
とても伸びがよく、濡れてる髪にも乾いている髪にも使える。あんまりベタベタしすぎずさらっとした質感が特徴。
ヘアスプレー
主にヘアワックスでセットした後に、キープするために使うことが多いです。
また、べたっとする質感が苦手な方はスプレーだけでサラッと仕上げるのもオススメです。
ムース
ムースは主にミディアム〜ロングパーマスタイルの方にオススメです。パーマのカールを強調させることができ、ジェルの様に固まることがないので髪を結んだりするときにも適しています。
整髪料をつけたままにすると起こりうる症状
頭皮の炎症、かゆみ、臭い
基本的に整髪料は髪の毛につけるものですが、急いでつけたりなれるまでは知らないうちに頭皮についてしまっています。
そのまま放置してしまうと、頭皮の炎症を引き起こす恐れがあります。
寝具に細菌、ダニ増加
ヘアワックスや、ジェルを一日中つけたまま洗わずに寝具に入ってしまうと、髪に付着したホコリ、ゴミなとがそのまま寝具についてしまいます。
そこから細菌や、ダニの増加に繋がってしまいます。
整髪料を付けた日は、普段よりも丁寧に頭を洗うようにしましょう。
まとめ
ヘアワックス、ジェル、それぞれメリット、デメリットはあります!
自分の普段のライフスタイルに合わせて使い分けてみるのも大切だと思います。
仕事ではカチッとしたジェルをつけて、休日はカジュアルにヘアワックスを使う。
毎日一緒にするのではなく、違った質感で毎日のヘアセットを楽しんで下さい。