新型コロナウイルスの流行とともに、マスクをしなければいけない生活が続いています。
その中でマスクをしていて気になるのが口臭です。
日頃からしっかりとケアをして、匂わない状態にしておきたいところですが、予防のために何をすればよいのかわからないという人も多いと思います。
マスクをすることで、他人には臭いが感じられにくくなったかもしれませんが、自分で自分の口臭をとても感じやすくなると思います。
口臭は口の中の細菌が原因で起こるため、寝起きなど、唾液が少なく口が乾いていると、より発生しやすくなります。
朝寝起きの口臭
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歯ブラシなどで口臭が軽減
↓
1日生活している上で菌の増殖による口臭
このように、普通に生活していても口臭が発生します。
また、歯周病や虫歯が原因で口臭が起こる場合も多くあります。
自分の口臭を根本的な原因を理解して、しっかりと対策をすることが大切です。
目次
口臭とは??
そもそも、口臭というのはどういうものなのでしょうか。
誰でも一度は、自分の口臭大丈夫かな、、
と考えたことがあると思います。
口の中の菌の数は、わきの下や手のひら、の5倍と言われています。
また、1日生活した口の中の菌は寝起きに比べて、10倍もの菌が口に存在します。
口臭の臭いは、時間帯によって変化します。
一番臭いのが朝の起床時と言われています。
それはなぜか、、、
寝ているときに口の中の細菌が増殖してしまうためです。
日中は、食事などで唾液が出るので、口の中の細菌は少なくなります。さらに、歯みがきをすれば、細菌が減ります。
その後、時間と共に、細菌は増えていきますが、食事をとったり歯をみがいたりすることで、口臭は少なくなっていきます。
ですので、朝起きた時の歯磨きはとても大切です。
口臭の種類と主な原因
口臭は大きく分けると3種類の口臭があります。
生理的な口臭
生理的な口臭は、ほとんどの方が体験したことある口臭です。
生理的口臭は、朝起きたときに一番強く、食事、水分を摂ったり、歯みがきなどをする事で弱まります。
朝起きたときに強かった口臭は、朝食後にはいったん減り、徐々にまた細菌が増え、食事をするとまた減るというサイクルを一日で繰り返します。
さらに、空腹時や緊張時している時は、特に口臭が強くなるといわれています。
これは口の中の唾液の量が減り、ドライマウスによって細菌が増殖し口臭の原因になるためです。
※ドライマウスとは唾液の分泌量が減り、口が乾燥する状態のことです。
- 口が乾く
- 口の中がネバついている
- 唇がひび割れする
この症状がある場合はドライマウスの症状です。
乾燥することで、口の中の細菌が増殖し、口臭の原因になります。
又、食事をしたり、水分をとったり、ガムなどを噛んで唾液の量が増加すれば急激に口臭は弱めることができます。
1番のポイント、それは朝食を必ず摂ることです。
朝食を抜いてしまうと、朝起きたときから昼食を食べるまでに口臭はどんどん強くなります。
生理的口臭を防ぐには、朝食をきちんととることが大切です。
病的な口臭
生理的な口臭は、ちょっとした心がけですぐ改善できます。
口臭の中で1番気をつけないといけないのが、病気によって発生する口臭です。
鼻やのどの病気、消化器系の病気、など口臭が起こる原因の病気はたくさんあります。
その中でも1番の病的口臭の原因は、口の中の病気によるものです。
- 歯周病
- むし歯
などがあげられます。
虫歯
虫歯になると歯に穴があきます。
その穴に、食べ物が詰まると歯ブラシではなかなか取り切れません。
そこに細菌が繁殖することで食べかすが腐り、口臭の原因になります。
歯周病
歯周病によりおこる口臭は、メチルメルカプタンと呼ばれるガスが原因です。
歯周病菌は、食べかすなどに含まれるたんぱく質を分解することでこのガスを作り出します。
臭いがとても強烈で、一般的には、腐った玉ねぎのような臭いと言われています。
歯周病が進行すると、歯周ポケットがどんどん深くなります。
歯周ポケットの中は歯ブラシが届きにくいので、汚れがたまっていきメチルメルカプタンも増えていきます。
病気の原因を理解することで、口臭を治すことができます。
食べ物による口臭
口臭の原因になる食べ物
- ネギ ニラ
- にんにく
- 納豆
- 乳製品 卵
- 砂糖類
①と②には、アリシンという成分が多く含まれ口臭の原因になります。
③は、菌が口の中で発酵することで、アンモニア成分になりにおいが強くなります。
④は、硫黄成分が多く含まれているので、硫黄ガスが発生して口臭の原因になります。
⑤は、虫歯や、歯周病を悪化させ、病的口臭の原因につながります。
口臭を抑える対策
口臭は、少し気をつければ軽減されるものあります。
それをご紹介していきます。
食べ物をよく噛んで食べる
唾液は食べ物を噛む回数が多くなるほど分泌されます。
よく噛んでゆっくりと食べる習慣をつけると、ドライマウス対策になります。
鼻呼吸を心がける
口呼吸は口の乾燥を促してしまいます。
口を閉じて鼻から呼吸することにより、口の中の潤いを保ちやすくなる効果があります。
ストレスをためない
ストレスから緊張状態なると、唾液が出にくくなって、ドライマウスになりやすくなります。
なるべくストレスをためないように、日頃から心がけることが大切です。
水分補給をする
体の水分が足りないと、唾液は十分につくられません。
口の中が乾燥しないよう水分補給をこまめにすることが大切です。
飴を舐めたりするのも口の中を潤す効果があります。
日頃の歯ブラシ+舌苔のケア
舌苔とは、舌の表面にたまった細菌の塊のことです。
体調が良くないときなどには、舌の表面に白い苔のようなものが着いている場合があります。これが舌苔です。
たまった細菌を放置しておくと、塊を取り除くのが困難になります。
舌苔のケアは口臭を治すのに大切なことです。舌ブラシを使ってケアを行いましょう。
生活習慣の改善
暴飲暴食や、刺激物の取り過ぎは胃腸炎の原因になり、舌苔が増える原因になります。
バランスの取れた食事、柔らかいものだけではなく、しっかりと噛みごたえのあるものを食べるようにして、唾液をだすことを心がけましょう。
マウスウォッシュ
マウスウォッシュには、一時的ではありますが口の中に潤いを与えることができます。
清涼感もあり、口の乾燥も防ぐことができます。
特に、1番口臭が酷くなる寝る前にマウスウォッシュをすることで、朝の口の中のスッキリ感を感じることができます。
まとめ
口臭はどんな人にも存在します。
体調の変化でも、口臭が強くなったり、変化したりします。
口臭を抑えるためには、口の中の環境を整えることが1番の対策になります。
綺麗な歯磨きを心がけ、口の中を清潔にしましょう。
また、生活習慣を見直すことでも改善されます。
食生活、水分摂取もしっかり心がけて、マスクをしても口臭が気にならないケアをしていきましょう。