ふと鏡を見ると昨日までなかったのに、、、こんな所にニキビが?!
とヒヤッとした経験はありませんか??
思春期の学生さんだけではなく大人でも悩む【ニキビ】
放置しておくとどんどん悪化してそのうちニキビ跡として残ってしまい肌がみかんの皮(表面のボコボコした状態)のようになってしまいます。
しかし、皆さんが目指したいのはキレイな肌ですよね?
ニキビの原因と種類を知ってしっかり対策をとりキレイな肌を目指しましょう!!
ニキビとは??
ニキビとは肌荒れの原因の1つでおでこや生え際、頬、口周り、顎下などにできる発疹のことです。
主に思春期に多くみられ、背中や胸(デコルテ部分)にできる人もいます。
ニキビは毛穴に皮脂が溜まって炎症を起こし小さく隆起したものです。
すぐに治るものもあれば、ニキビ痕として残ってしまうケースもあります。
一般的に思春期にできるものが「ニキビ」で、成人(大人)してからできるものが「吹き出物」と言われています。
ニキビや吹き出物をひとまとめに言うと「尋常性ざしょう」という皮膚の病気です。
ニキビの原因
ニキビの原因は毛穴が詰まることで、毛穴の中にある皮脂腺から分泌されて皮脂が埋もれてしまい、排出されずに悪化することでできてしまいます。
- 皮脂の分泌量
- ホルモンの影響
- ストレス
- ターンオーバーの乱れ
- 紫外線
- シャンプーやメイク落としなどの洗い残し
などの影響でも毛穴の出口が狭くなり皮脂が毛穴に埋もれてしまいます。
また、思春期によるものや不規則な生活、バランスの悪い食生活を送っていると、ニキビが増えてしまいます。
特に、夜中などに脂っこいものばかり食べてしまうと、皮脂が増え毛穴が詰まりニキビが悪化するので毛穴を詰まらせないように肌のターンオーバーさせることが重要です。
ニキビの種類
ニキビは色で見分けることができ、進行レベルが分かります。
白→黒→赤→黄の順に悪化していきます。
白ニキビ(初期段階で皮脂が毛穴に詰まった状態)
白ニキビは初期段階に見られるニキビで、毛穴が詰まって白っぽく見えます。
痛みや腫れはないですが、放っておくと炎症を起こすので早めにケアをしましょう。
そしてホルモンバランスの乱れが大きな原因です。
黒ニキビ(毛穴に詰まった皮脂が酸化で黒ずんでいる状態)
白ニキビが酸化したものです。
毛穴に詰まった皮脂が表面に出て、空気に触れることで酸化し黒ずんだ黒ニキビになり、白ニキビ同様、放っておくと炎症に繋がります。
ホルモンバランスの乱れや油分の多い保湿クリームを肌に良かれと思って塗ることで油分が多くなり、黒ニキビになっていきます。
赤ニキビ(炎症が始まった状態)
白ニキビや黒ニキビが悪化して出来たのが赤ニキビです。
炎症する=赤ニキビです。
赤ニキビは肌のターンオーバーの乱れが原因で毛穴に過剰な皮脂が溜まりやすくなります。
そしてニキビの原因になるアクネ菌がこれを栄養とし増加することで炎症を起こします。
※アクネ菌とは
ニキビの原因になる常在菌。脂質を好むため皮脂の分泌量が多い顔や背中などに多く存在し、ターンオーバーが乱れることで排出されない皮脂を餌とし、アクネ菌が増加します。
黄ニキビ(菌の死骸が膿となった状態)
赤ニキビがさらに悪化すると、化膿した膿が黄ニキビへと変化します。
赤ニキビや黄ニキビへと症状が進むと治るのに時間がかかるので、早めのケアが大切です。
ニキビができやすい人の特徴
ニキビができやすい人は肌のバリア機能が低下しやすい人です。
そして皮脂量に問題があり、敏感肌・オイリー肌・混合肌の人は皮脂量が多くなり、ニキビや吹き出物ができやすくなります。
- 敏感肌:紫外線や化粧品など外的なもので肌トラブルが起きやすい肌
- オイリー肌:皮脂が過剰に分泌され、テカリやベタつきやすい肌
- 混合肌:皮脂が多いTゾーンはベタつきやすく、頬や顎はカサつくので脂っぽさと乾燥が混ざった肌
ニキビができにくい人の特徴
普通肌の人はニキビができにくいです。
ニキビができやすい皮脂分泌が適度で肌の水分も十分にあり、テカリや脂っぽさが少ないのが特徴で、どちらかといと全般的に肌悩みが少ない肌質です。
- 普通肌:皮脂の分泌が適度で水分も十分にあり潤った肌
種類別にニキビの対処法を知ろう!
白ニキビの対処法
- 外食が増えて栄養バランスが偏っている
- 生活リズムが不規則
- ファンデーションや洗顔を変えた
こういった方は、肌の乾燥が原因で皮脂の分泌が増えます。
白ニキビは本当にニキビの初期段階なので、悪化する前に正しい食生活や睡眠、洗顔法で対処しましょう!
黒ニキビの対処法
小鼻などの毛穴に古い皮脂や角質が詰まって、更に黒く酸化したものを黒ニキビと言います。
黒ニキビができてしまったら、まず最初に洗顔を見直しましょう。
毛穴に詰まった皮脂や汚れ、老廃物をクレンジングオイルや洗顔などで優しく丁寧にクルクルと撫でるように洗うことでキレイに落とせます。
逆に、毛穴の角栓をテープで剥がす動作やクレンジングオイルや洗顔で強くゴシゴシと洗ってしまうと毛穴が大きく広がってしまい余計に目立ってしまうので気をつけましょう。
赤ニキビの対処法
一旦赤ニキビができてしまとなかなか治りにくく、さらには痕が残りやすいのが特徴です。
痛みやかゆみがあって、無意識のうちに手で触ってしまいがちですが、炎症を起こしているので刺激を与えるのは危険です。
なので、かゆいからかいたり、潰そうとはしないでください。
できるだけ刺激が少なく、皮脂を取りすぎないクレンジングオイルや洗顔の泡でそっと洗い、しっかりすすぎましょう。
すすぎが甘く、生え際などに洗顔料が残ることもニキビの原因になるので念入りにすすぎましょう。
黄ニキビの対処法
赤ニキビ同様に黄ニキビができたら、絶対に潰してはいけません。
潰すことで肌にクレーターができ、みかんの皮のように表面がボコボコしたニキビ痕になってしまいます。
黄ニキビはクレンジングにはオイルを避け、ミルクタイプやジェルタイプを選び肌に摩擦を与えないように優しく洗いましょう。
汚れやすすぎの腰があるとさらに悪化するので十分にすすぐことが大切です。
季節ごとでもニキビケアが違います
ニキビができやすい季節はご存知ですか??
多くの方は汗をかきテカリやすい夏をイメージされがちですが、実は季節は関係なくニキビができやすく、季節ごとに原因やケア方法が異なります。
季節によってもケア方法を変えていきましょう。
春の花粉によるニキビ
花粉が肌に付着することで、炎症が起きやすくなります。
花粉はニキビだけでなく肌荒れの原因になりやすく、皮膚に炎症が起こりやすいのでニキビが悪化しやすいです。
花粉症の季節は少しでもニキビの悪化を抑えるために、外出後はすぐにシャワーを浴びて、肌や髪に付着した花粉を洗い流しましょう。
そして花粉の炎症を抑えるためにステロイド系の薬や抗アレルギーの薬などを使用し、【花粉と肌荒れ・ニキビ】で考え、まずは花粉症対策をしましょう!
梅雨時季のニキビ
普段は弱酸性に保たれていますが、梅雨時期は気温や湿度が高くなり汗をたくさんかくことで肌がアルカリ性に傾き、ニキビ肌が悪化します。
梅雨時期は暑くてじめじめしているので、エアコンの空気が乾燥すると肌の水分が蒸発を防ごうとして、角質を厚化させようとします。
そうすると肌のターンオーバーが乱れ、毛穴に角栓が詰まりやすくなり、ニキビになりやすいです。
梅雨時期や夏は肌のテカリや汗が気になるため、乾燥対策をしない方が多く見られがちですが、実はエアコンにあたることが乾燥の原因になるのでニキビができやすいため入念な保湿ケアが必要です。
その他の対策として
- エアコンの冷気に直接当たらないようにする
- 入浴する際梅雨時期で暑くても体をしっかり温める
- エアコンが効いていても体を冷やさないようにブランケットなどを使用する
冷え対策がニキビになりにくい肌作りにつながるので試してみてください。
夏の紫外線によるニキビ
夏は紫外線が1番強く、肌がダメージしやすいです。そして肌に必要な水分や油分を奪い、バリア機能を低下させます。
夏はニキビ対策もそうですが、日焼けなどでダメージを受けやすいので紫外線予防やシミ対策としても日焼け止めなどでのケアは重要です。
そして夏は水着や露出の多い服装をすることが多くなるので背中や胸(デコルテ部分)にもニキビができやすいのでしっかり汗を拭いたり日焼け止めを塗って念入りにお手入れしていきましょう。
季節の移り変わりの秋ニキビ
秋になると徐々に涼しくなり、夏よりも汗をかく頻度が減るので肌のケアが楽になる、なんて思っていませんか?
それは間違いで、秋は夏に受けた紫外線のダメージが残っていたり、乾燥する季節なので注意が必要です。
乾燥すると肌のバリア機能が低下し、夏に受けた紫外線のダメージで皮膚表面にある毛穴が詰まりやすくニキビになりやすいです。
秋は保湿を気にしてニキビができにくい正常の肌を目指しましょう。
化粧水や乳液などを秋冬用の保湿力が高いものを選びましょう。
ただし、オイリー肌や混合肌の方はニキビができやすいので油分が多い保湿クリーム系は使う場所や商品をよく見てから使用しましょう。
冬の乾燥ニキビ
冬も秋に引き続き乾燥が気になる季節です。
乾燥を補うために皮脂の分泌が活発になり、Tゾーン(おでこや鼻)がテカったりするとニキビができやすくないます。
そして、冬は防寒のために重ね着をすることで電車の中や室内で蒸れてしまいがちです。
そのため背中や胸(デコルテ部分)などにもニキビができやすくなります。
冬はニキビ予防や肌荒れ防止のために、洗顔後はすぐに化粧水や乳液、さらに冬用の保湿クリームなどでしっかり保湿しましょう。
また、寒いからといってエアコンの風が直接あたる場所は避け、加湿器を使用して肌に潤いを与えることも大切です。
ニキビを作らない生活習慣を心がけよう!
規則正しい生活を送る
睡眠不足や疲れが原因でニキビができやすくなります。
体力低下やホルモンバランスの崩れは肌荒れやニキビの天敵なので、疲れた時こそ規則正しい生活、バランスの良い食事、十分な睡眠を取ることでホルモンの分泌を促進することができ、キレイな肌を維持することができます。
食生活を見直す
ケーキやチョコレートなど甘いものは自分へのご褒美や疲れた時にどうしても美味しく感じてしまいますよね。
ですが、甘いものは脂質が多い食べ物で皮脂の分泌を活発にしニキビの原因になります。
特に夜遅く食べる甘いものは次の日にニキビになってしまうほど即効性があるのでとても危険です。
食べる時間や量なども気にしてみましょう。
- 毎日食べている甘いものを減らす
- 甘いものの代わりにサラダや野菜を食べる
- 皮膚を再生するために肉・魚・海藻類・大豆などのタンパク質を食べる
- フルーツジュースではなく果物を食べる
- チーズやマヨネーズなどの脂っこいものも避ける
肌や顔に触れるものを清潔に保つ
肌や顔に触れると摩擦でダメージになりニキビができやすいです。
ストールやマフラーなど何気なく巻いていると思いますが、そこに擦れて顎などにニキビができやすいので、適度に洗濯をしキレイなものを使用しましょう。
できれば顔にはあまり触れないように巻くのをオススメします。
そして、毛布などの寝具も常に清潔を保ちましょう!!
ストレスフリーな生活を送る
ストレスでホルモンバランスが乱れ、活性酸素を発生しニキビの原因にもなるのでストレスフリーな生活を送りましょう。
忙しい毎日でも趣味を楽しんだり、リラックス効果の高い音楽を聴いたりしてリフレッシュしましょう。
まとめ
キレイな肌を目指すためにはニキビは天敵です。
しかし、ふとした瞬間に鏡を見ると知らないうちにできてしまうニキビ。。。
まずは1番厄介なニキビ痕が残らないように、早期に炎症を抑えることが大切です。
そしてニキビは肌の表面だけで起きている症状ではないのでターンオーバーをしっかり繰り返すことで徐々にニキビ痕も目立たなくなるので、日々の肌の手入れや生活習慣を見直してキレイな肌を目指しましょう!!