突然ですが女性の皆様、お風呂上がりの髪のケアはどのようにしていますか?
シャンプーとトリートメントをして乾かして終わり、という方もたくさんいらっしゃるのではないかと思います。
洗い流さないトリートメントやアウトバスというのをご存じですか?
初めて聞いたという方はこの過去のブログをぜひ読んでから続きをお読みください!
最近は洗い流さないトリートメント・アウトバス商品がたくさん出ているので、ご存じの方もいらっしゃるかと思います。
ですが、本当にうまく使えていますか?
私たちがサロンで接客させていただいている時に話を伺うと意外と
「使ってみたけどベタベタするからもう使っていない」
「使い方がよくわからない」
「すぐなくなってしまってコスパが悪い」
という声をしばしば耳にします。そのたびにもったいないなぁと感じます。
うまく使えているかのわかりやすい目安として、使用後に必要以上に手を洗ったりふき取っている方がいれば、それはもったいない使い方をしているかもしれません!!
〈無駄なく効率的に洗い流さないトリートメントを付ける!!〉
これだけでも参考にしていただけるかとは思うのですが、サロン業務中よく聞く女性のお客様の悩みの声……
「乾かすのが大変…」
「時間がかかる…」
「乾かしてるのに広がる…」
etc…。
今回の記事ではそんな女性の悩みをまとめて解決しちゃいます!
今回は当店のお客様によくお使いいただいている、洗い流さないトリートメントのミルクタイプとオイルタイプで説明したいと思います!
目次
洗い流さないトリートメント・ミルクタイプ
注意点としてお風呂上がり後のタオルドライをした後の髪が少し湿っている状態の髪に使用してください。
乾いているとうまく伸びず均等に髪につけることができません。
まずは量を決めましょう!
今回はミルクのみを使用する場合の使用量です。
ショートヘアの方は1円玉ほどの量。ミディアム・ロングヘアの方は5円玉~10円玉ほどの量。
この時の量を自分の毛量、髪質でしっかり決めることが大切です!
①適量を取った後は上のように、しっかり手のひらに伸ばし、指先に伸ばしていく。
②次に伸ばし終わったら上のように4のポーズをとります。
これを必ずしてください!
なぜ4のポーズをするのかと言うと、親指で手のひらが髪に触れないようにガードするためです。
手を開いたまま髪につけると最初に触る所にほとんどのミルクがついてしまい、そこがベタついてしまうのです。
そして足りなくなりまたつぎ足すことになります。
そうならないために手のひらについているミルクは髪につかないようにし、指についているミルクを髪につけていくことでつけすぎ、使い過ぎを防ぎます。
なので、必ず4のポーズ!
③付ける時は必ず上のように、内側から手ぐしをするように付けます。
※4のポーズは崩さない!
地肌側に手の甲を当てるようなイメージで、根元から毛先に向かって付ける。
髪と地肌の間に手があるため、外側からつけるより根元がボリュームダウンせず乾かした時にふんわりとナチュラルに仕上がります♪
しっかり毛先まで手ぐしを通しましょう。
上のように4のポーズで付けると、手のひら側はまだ残っていて指先は少ない状態になります。
そしてまた①のように手のひらにあるミルクを伸ばして、次に④に行きます。
④4のポーズをして、手ぐしで外側から毛先に向かって付ける。
しっかりと毛先まで手ぐしを通しましょう。
つけ終わりは上のようになります。まだ残っているので、これも①のようにしっかり伸ばす。
⑤このようにつけると髪は左右にわけられているのでこれを左右どちらからでもいいので手ぐしを通した後、きれいに馴染ませすり込ませていきます。
しっかり両手で髪を挟んで、中間から毛先へすり込ませて行きましょう。
しっかりすり込ませて馴染ませる事が大切です!
左右同じように馴染ませます。
乾いてる髪に同じ事をするのは摩擦熱によるダメージに繋がるのでやめましょう。
⑥左右が終わったら最後に①をして前髪に手に残ってるかどうか分からない程になったミルクをすり込ませます。
この量でも十分です!
前髪も根元のほうから毛先に向かいしっかりつける。
ポイントは前髪の幅より広めにわけとるときれいになじみます。
⑦最後全体をクシでとかす!
これだけです!
そして、とかし終わったら手のひら見て下さい。
全く残っていません。サラサラです!!!
もう使用後に拭き取る必要はありません!
これで使い過ぎやつけすぎになることはありません。
少量でもしっかり全体につけることができます!
洗い流さないトリートメント・オイル
次にオイルの説明です!
こちらもオイルのみでの使用量で、出す量はミルクの時に説明した量で大丈夫です!
手順も①から全て同じなので簡単に説明します。
伸ばす。
内側につける。
外側につける。
伸ばす。
左右馴染ませます。
左右すり込む。
伸ばす。
前髪の幅より広めに取りすり込む。
とかす。
手のひら見る。サラサラです!
「まったく同じじゃないか!」と思われた方もいらっしゃると思います。
大切なことなので2回言わせてもらいましたw
ミルクを使おうが、オイルを使おうが、正しいつけ方をしたら変わらないんですよ!
オイルはベタベタするから洗う
ミルクはねちゃねちゃするから拭き取る
そんな経験有りませんか?
手順は①〜⑦だけ!
騙されたと思ってやってみてください。
絶対に今までとは違う仕上がりになります!
そして、次は早く髪を乾かす方法なのですがこれも参考にして頂けたら、必ず綺麗に早く乾きます!
早く髪を乾かす方法!
①上図のように外側の根元(下側)から乾かす。
ポイントはしっかり根元をこすって水分を飛ばす、この時ドライヤーの風はしっかり根元に当てる。
このとき決して爪は立てずに指の腹でこすってください。
爪を立てると地肌を傷つけてしまいます。
そして下から上へ往復2~3回
しっかり根元の水分を飛ばすためにこすれていればすぐ乾きます!
また、風は自分の指先を当てるイメージで行いましょう!
左右同じように、しっかりこすって根元の水分を飛ばしましょう!
※火傷には十分に注意して下さい!
②上のように、内側の根元(下側)から乾かす。
やり方は①と同じく往復2~3回。
ここでのポイントは①の時に外側から内側に向かってこすって乾かしたので、②は内側から手ぐしスルーで外側に向かって乾かす。
そうすることでキューティクルをきれいに閉じてあげることができます。
しっかり風を当てましょう!
下から上へしっかり手ぐしを通し、内側から外側に向かって乾かしてください。
③左右が終わったら、ボリュームを抑えるイメージで上から下に向かっておさえていきましょう。
後は、気なる所だけ乾かして終了です!
基本的にはこれだけです。
次に前髪の乾かし方ですが、生えぐせが強い方は全体を乾かす前に最初に前髪から行う事をオススメします!
前髪の生えぐせ修正
こちらの方は左目の上あたりに分け目がついてしまっています。
青丸で囲った所も全体的に右目側に向かってクセがついてしまっています。
こちらを修正します!
①分け目の所から先に乾かす。
初めに青丸のところの分け目から修正します。
右側の髪を青矢印の方向へ軽く引っ張りながら乾かす。
その後、左側の赤丸で囲ったところの髪を赤矢印の方へ軽く引っ張りながら乾かす。
引っ張る角度はついているクセと同じくらいの角度で引くとよいです。
この時のポイントは引っ張る方向に風の向きを合わせる、そして根元に風を当てることです!
②しっかり左右どちらも目尻より外側まで逆サイドに向かって引っ張りながら乾かす!
③引っ張り終えたら、真下に向かってこすって乾かす!
④分けとっていた髪もおろして、③同様に乾かす!
⑤後は全体に引っ張りながら左右逆サイドに向かって乾かす!
これで修正は終わりです!
前髪のブロー術
①前髪全体をブラシ(カーラー)でカール感を作る。
②巻き付けた髪全体に熱を当てる。
上図のようなイメージで全体に熱を当てましょう。
※火傷に注意して下さい!
③熱を当て終えたら冷ます。
形が崩れないように、手で保護して冷ます。
髪は温めてから冷やすと形がキープされる性質があります。
なので温めムラがあると仕上がりにムラが出来てしまいます。
冷めたら流したい方向にブラシ(カーラー)を抜く。
最後に、ブラシ(手ぐし)で後ろに1度流して終了!
この方のイメージだと上の写真のように、なりました。
自然な流れが出てますよね!?
皆さんもぜひ試してみてください!
最後に今回のミルクとオイルでの仕上がりをまとめたものを載せてありますので参考にして下さい!
洗い流さないトリートメント ミルク・オイルの仕上がり具合
ミルク
上の写真はミルクのみで仕上げた時の写真です!
ミルクタイプは柔らかさ・潤い・サラサラに特化したタイプです!
パサパサしてる、ザラザラ感がある、静電気等により広がるetc…という方はミルクタイプがオススメです!
オイル
上の写真はオイルのみで仕上げた時の写真です!
オイルタイプはまとまり・艶感・サラサラに特化したタイプです!
おさまりがない、艶がない、指通りが悪いetc…という方はオイルタイプがオススメです!
仕上がり具合比較
まとめ
春夏秋冬、どの季節でも髪は様々なダメージを日々受けています。
熱(ドライヤー・アイロン・日光etc…)、カラーやパーマによる薬剤、紫外線、摩擦など…
長時間ドライヤーを使わず早く乾かす事で髪のダメージを最小限に抑え、洗い流さないトリートメントを効率的・効果的に使うことで美しく髪であり続けられると思います!
またアイロンやコテを使う前にもオイルでコーティングすることでダメージを抑えることもできます!
様々な効果のある洗い流さないトリートメント、ぜひ生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?
髪にも日々にも潤いが出ること間違いなしです!