美容室で大満足のヘアスタイルにしてもらったのに次の日に自分でやってみると、
ん?上手く出来ないって思った事ないでしょうか?
その原因はハンドブロー(乾かし方)にあるかもしれません。
今回は自分でも出来るようなハンドブローをお伝えしたいと思います!!
目次
ハンドブローってなに?
ハンドブローとは、髪をブローする際にブラシなどを使わず、ラフに手ぐしでスタイリングすることです。
ハンドブローはブラシを使ってするブローとは違って、ナチュラルなスタイルに仕上がります。
※つまり皆さんが普段やっている乾かし方が、ハンドブローです!!
ハンドブローの簡単な流れ
- シャンプー後、しっかりタオルドライをしましょう。
- アウトバス(洗い流さないトリートメント)を毛先中心につけてください。
- 根元を乾かします。(後ろからに前にドライヤーの風を当てます)
※頭を下に向けて乾かすと髪の毛が前に降りてきてドライヤーしやすいです。
※毛流れに逆らいながら乾かす事によって根元が立ち上がりやすくなります。 - 中間~毛先を乾かします。(前から後ろに髪を整える様に痛くない程度に手で引っ張りながらドライヤーを当てます。)
- 毛流れにそって手ぐしで整えるように前からドライヤーを当てる。
※艶を出す為に上からドライヤーの風を当ててハンドブローすることでツヤ感と指通りもよくなります。
スタイリングの7割はブロー、乾かし方で決まる!!
最初の乾かし方で失敗するか、完璧なスタイルになるかが決まります!
ブローだけでボリューム感を出したり、くせを伸ばしたり、流れるスタイルが作れます。
何故かというと…水素結合が関係しているからです。
このケラチンタンパクはポリペプチドっていうアミノ酸が繋がったものです。
髪が濡れると結合が切れて、乾くと結合がつながります。ポリペプチド同士をくっつける時の結合の1つが水素結合です。
寝癖が水によって直るのは水素結合おかげなんですね。
つまり乾かした時の状態で髪がキープされてしまうので、ハンドブローは大事なんです!
特に髪の短い男性の人はハンドブローで髪型が9割は決まってしまうので、おろそかにできませんね!
タイプ別のハンドブローやり方
前髪編
分け目を変えたい場合
普段の乾かしているクセがついてしまっているので、タオルドライしたら一番最初に前髪から手ぐしで痛くない程度に引っ張りながら乾かしてください。
前髪が先に乾いてしまうと直すのが大変になってしまいます。
前髪を流したい場合
自分が流したい方向の反対に向かって乾かしたら次は自分の流したい方向に乾かしてください。
反対方向に乾かすことをすることで根元もフワッとなり流れやすくなります。
ボブスタイル編
根元がぺたんとなってしまい毛流れ(右がハネてしまう)が上手く出来ない。という悩みが多いです。
ペタンとならない乾かし方
弱風でいいので毛流れに逆らって根元を四方八方から乾かしてください。首を傾けてやや下向きでハンドブローするとやりやすいですよ。
ドライヤーは根元付近に手ぐしと同時に動かしてください。
根元が乾いてきたら手ぐしで整えてください。
ハネない乾かし方
つむじの関係で右側はハネやすいんです。
右側の毛流れは後ろに向かって流れているので全部後ろから前に向かって乾かすととCを描きながら前に流れてくれます。
ある程度乾くまでは後ろから前にハンドブローを続けていくと、綺麗な内巻きスタイルのボブになります。
パーマ編
根元を乾かしたら毛先の束を少しずつとり、手のひらで軽く持ち上げカールが出来た状態でドライヤーを当ててください。
上からドライヤーを当てる時は根元の時だけで、なるべく下から弱風を当ててください。
最後にスタイリング剤(ホイップ)をつける場合は、下から持ち上げながらなじませてくださいね。
メンズ編
めんどくさくて自然乾燥で乾かしている方はいませんか?
髪が濡れていると、菌が繁殖しやすくなりフケや髪のダメージや臭いなどの原因になるのでしっかりハンドブローしましょう。
スタイルにもよりますが、髪を乾かすよりも頭皮を乾かすイメージでドライヤーをあてていると頭皮が乾く余熱で髪も乾いています。
トップにボリュームがないとバランスが悪くなるので、トップを持ち上げながら根元に温風を当てて、ドライヤーを離して冷ましているときも持ち上げている手は離さないでください。
まとめ
ヘアスタイルのほとんどがハンドブローで決まってしまいます。
美容師さんにやってもらうスタイルと自分がやったスタイルが違う原因は髪の乾かし方にあったんですね。
今までどうやって乾かしてたかな?とか疑問が一つでも浮かんだら遠慮なくエルパライソにご来店ください。
私たちスタイリストが出来る限り協力させていただきます。